三島由紀夫vs東大全共闘の感想を書きました!!三島由紀夫のすごさが分かります!

大学

(画像出典元:https://www.businessinsider.jp/amp/post-209905)

三島由紀夫が自身簿母校に招待されて、講義をしたことがあります。

それが、のちに語られることとなる三島由紀夫vs東大全共闘です。

主張が違いながらも互いを尊重しあうその姿は感銘を受けるに値すると思います。

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実を無料で見る

はじめに

初めに、東大全共闘と三島由紀夫について少しだけ基本的なことを書いておこうと思います。

東大全共闘とは

東大全共闘というのは、全国にあった、全額共闘会議、略して全共闘のなかの東大だけのものです。

そもそも、全共闘というのは以下のようなものです。

全学共闘会議は、1968年から1969年にかけて日本の各大学で学生運動がバリケードストライキ等、武力闘争として行われた際に、ブントや三派全学連などが学部 やセクトを超えた運動として組織した大学内の連合体。略して全共闘。 全共闘は各大学等で結成されたため、その時期・目的・組織・運動方針などはそれぞれである

Wikipediaより

その中の東大全共闘というのは、意見としては、左寄りの意見を持った集団でした。

三島由紀夫とは

こちらは、作家ですね。

国外でも評価があり、当時、世界中に三島由紀夫の作品が出版されたりしていました。

三島 由紀夫は、日本の小説家、劇作家、随筆家、評論家、政治活動家。本名は平岡 公威。 戦後の日本文学界を代表する作家の一人であると同時に、ノーベル文学賞候補になるなど、日本語の枠を超え、日本国外においても広く認められた作家である。

Wikipediaより

彼は、右寄りの意見を持った天皇を認め、その存在を評価する意見でした。

三島由紀夫vs東大全共闘の感想

一言で言うと、『すごい』でした。

もちろん、話し合われていたものすべてが、理解できるものではなかったのですが、それでも、三島由紀夫と東大全共闘の意見を聞くにつれて、どちらが正しいとは言えませんが、面白みとすごさを感じることはできました。

主に、三島と東大全共闘の戦いは、以下の3つがほとんどを占めていました。

  • 左vs右
  • 哲学的内容
  • 天皇を認めるか否か

それでは、それぞれについて話していこうと思います。のちに、私が感じた三島のすごさについてもふれておこうと思います。

左vs右

上でも述べたように、東大全共闘の意見は左、三島由紀夫の意見は右といった真逆の意見を持っていました。

そんななか、最初に三島由紀夫は登壇して、自身の意見を簡潔にまとめてから討論がスタートします。

討論がスタートしたとき、司会進行役のような方が出てきて、勧めようとするのですが、その時に、どちらかというと敵である三島由紀夫を三島先生と呼んでしまいます。

故意かどうかはわかりませんが、その時の心境を、現在70歳近くになっている本人にインタビューをしているのですが、その意見も面白いもので、攻撃的とまではいわないまでも意見としては真っ向から対立している三島を『すごく丁寧な方』と話していました。

すごいですよね。意見は敵であり、討論としても敵な三島をたった数分でそこまで認めることができる人の柔軟性は優秀ゆえのものかもしれません。

少なくとも私であれば、認めることはできません(笑)

そんな感じで、話は続いていくのですが、左vs右の争いはとても面白いものでした。

哲学的内容

哲学的内容とさせていただきましたが、実際哲学かどうかは知りません。

というのも、50年前の実際の動画を持ち出しているので、音も画質もあまりいいものとは言えません。

聞き取れない部分が多く何を言っているのか分からない部分が多く結構、理解するのが大変でした。

ここに関する感想はないので、興味がある方は、実際の動画を見てみてください。

U-NEXTというサービスで31日間無料体験ができるようになっているので、申し込んで三島由紀夫vs東大全共闘だけ見て、解約すれば無料で見ることができます。108分なので、すぐに終わると思います。

U-NEXTへはこちら

天皇を認めるか否か

最後には、天皇を認めるか否か、という話題に入ります。

ここでは、東大全共闘は認めず、三島由紀夫は認めるという意見で対立します。

その中でも、譲歩がないわけではありません。天皇という単語に三島はこだわるのですが、なぜ、こだわるのかという質問に対しては、意地であるという回答をしています。

最後に、東大側が天皇を天皇と呼び、譲歩をして、三島に対して『ともに共闘しませんか』と問いかけます。

これに対して、三島は『とても誘惑的であるが断ります』という発言をして、舞台は幕を閉じます。

三島はその後『東大全共闘との討論は結果的には愉快な体験だった』という発言をしていることからも、お互いにとって有意義な時間だったのではないかと思います。

三島由紀夫のすごさ

三島由紀夫は討論中のにおいてところどころで次元の違いを感じさせます。

東大生の意見をすべて聞いてから、自身の意見を話だし、途中で東大生が話し出したとしたら自身の話をやめます。

また、自身はマイクを持っていて、東大生の発言者が持っていないのを見るやマイクを東大生に向けます。

なかなか、意見が対立している中このようなことはできないでしょう。

意見が対立している中でも、尊敬の思いを忘れていないのか、たばこを吸おうとした東大生は、三島がたばこを持っていないのを見て一本渡し、火を分け合います。

このような瞬間にちょっとした笑いは起こるものの、決して、三島を罵倒したいだけではないという東大生の考えと三島の尊重を感じます。

ネット上の意見

一つ間違えれば大暴動も起こりかねないと心配する周囲をよそに、三島と東大生の討論は、実に礼儀正しく鮮やかな闘いでした。言葉を尽くしての討論には嘘もなければ諂いもなく、討論しながら次第にお互いを分かり合うという、一種の清々しささえあります。

https://cinemarche.net/documentary/mishimatodai-sigemi/

公式YouTube

公式YouTubeチャンネルでも動画を出しています。私の感想よりイメージしやすいものとなっていると思うので、見てみてください。

まとめ

いかがでしたか?

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実はとても面白いものでした。

もちろんこの感想文は、どちらかというと三島由紀夫寄りの意見を持っている上に、理系で本などほとんど読んだことのない私が書いたものなので、偏った意見である可能性は十分あると思います。

なので、少しでも疑問に思ったり興味を持った方は、実際の動画を見てみることをお勧めします。

上でも述べましたが、U-NEXTの無料体験を利用すれば、108分の全部を無料で見ることができます。

U-NEXT無料体験

DVDは、Amazonで購入できるようになっています。