大学入試とは異なり、大学院入試は非常に情報も少なく、勉強する方法を考えるだけでも大変ですよね。
特に塾や予備校に通うような方も少ないでしょうし、大学院入試の勉強は自分で行う必要があります。
ということで、今回は、電気系、電気電子系の大学院入試の勉強法について、私見と友人との話を合わせて紹介していこうと思います。
【電気系・電気電子系】大学院入試の科目について
電気系や電気電子系の入試で主に利用される科目としては、以下のものが多いと考えております。
- 電磁気学
- 回路・電子回路
- 数学
- 量子系
- 英語(TOEIC,TOEFLなど)
これらの科目の勉強法について紹介できればいいのですが、私は量子系の科目は使わなかったので、今回の記事では、主に電磁気学、回路、数学とTOEICとTOEFLに用いた参考書を中心に紹介していこうと思います。
電気系・電気電子系のおすすめ参考書
それでは、ここでは科目別に紹介していこうと思います。
あくまで、私が紹介する電気系、電気電子系のおすすめの参考書ですので、人によってあるいは受験する学校によって異なるということだけは先にことわっておこうと思います。
電磁気学おすすめ参考書
それでは、電気系・電気電子系では電磁気学を受験科目としている学校は多いのではないかと思います。それでは細かい、おすすめの参考書について紹介していこうと思います。
電磁気学キャンパス・ゼミ(マセマ)
こちらの参考書は電磁気学の勉強をする上で最初にやることをおすすめします。
非常に細かい説明と丁寧な解説があり、非常に参考になります。
本来必要ないと感じるレベルの説明まであるので、1から勉強したいと考えている人には非常におすすめの参考書になっています。
演習 電磁気学キャンパス・ゼミ(マセマ)
こちらは演習用の参考書になっていて、問題が豊富に含まれています。
しかしながら、それでもしっかりと回答も解説も載っているので、非常におすすめになっています。
レベルとしては初心者におすすめできるものであると考えています。
電磁気学演習
黄色い表紙がトレードマークとなっています。
こちらも非常に有名な問題集となっています。
こちらの参考書も問題の解説がしっかりとしていて学習しやすいものであると考えています。
難易度としては、少し高いので、キャンパス・ゼミ(マセマ)を終わらせてからこっちの参考書に手を出すことをおすすめします。
私の感覚的には、この参考書をしっかりとやっておくと大学院の問題の7割ぐらいは取れるような気がします。
問題の量もしっかりとあるので、こちらの参考書は非常におすすめになっています。
回路・電子回路おすすめ参考書
回路については、大学によって異なる授業名であると思います。
ここでは、フーリエ変換やラプラス変換、フェーザ表示といった分野のものを回路と呼び、小信号等価回路やトランジスタの話については電子回路の分野であるとして、話を進めていきます。
それでは電子回路のおすすめから話していこうと思います。
はじめてのアナログ電子回路
こちらの参考書では、基本的な部分からしっかりと解説が入っていて、非常にわかりやすい参考書となっています。
ただ、全てやろうとすると非常に時間がかかってしまうので、過去問を見ながら、どこが出やすそうかといったことを考えて、そういった場所から重点的に勉強していくことをおすすめします。
例解 電子回路入門
こちらも非常におすすめの参考書になっています。
かなりわかりやすく作られているので、初心者でも勉強することができるようになっています。
電子回路の特徴かもしれませんが、どの問題が出やすいかということをしっかりと過去問から調べてその部分を重点的に勉強することをおすすめします。
大学院入試の過去問
私の印象だと、回路は大学によって非常に特徴が出ると考えています。そのため、過去問を中心に学習を進めていくことが良いのではないかと考えています。
ということで、問題集や参考書ではありませんが、大学院入試の過去問もおすすめさせていただきます。
数学おすすめ問題集
数学といっても幅が広いので、今回は私が受験した大学院でよく出ていると考えた、微分方程式、ベクトル解析、複素関数のおすすめの問題集を紹介していこうと思います。
常微分方程式キャンパス・ゼミ
こちらは常微分方程式の参考書となっています。
こちらも全ての問題やパターンを理解していると時間が足りなくなってしまうので、よく出てくるパターンを中心に学習することをおすすめします。
微分方程式は範囲が広いので全てを網羅するぐらいなら、よく出る問題を中心に学習することが望ましいのではないかと考えています。
フーリエ解析キャンパス・ゼミ
こちらもキャンパスゼミなので、演習 フーリエ解析もあります。
もし、演習をメインにやりたい人はそちらの方がいいかもしれませんね。
フーリエ解析は出るところと出ないところがあると思うので、過去問を見て、出なさそうであればやらなくてもいいかもしれませんね。
おすすめ参考書応用編
大学院入試の過去問は大学入試のそれとは異なり、赤本のようなものが少なく、応用時にどの参考書を用いれば良いか悩む方も多いのではないかと思います。
そこで、おすすめなのが、以下のシリーズです。
大学院入試の難易度の高い問題が含まれていて、非常に勉強になると思います。
私も一部手を出したのですが、全てを解くことはできませんでした。
ちなみに、上記のものは分野別になっているので、自分が使いそうな場所だけ購入することをおすすめします。
あくまで、最後に演習の一部として利用することをおすすめします。
私は数学のIIのやつしか使ったことがないので、細かいことをここで述べることは避けておきます。
英語おすすめ参考書
理系学生だと、英語をあまり得意としない方は多いのではないかと思います。
特に大学院入試だと、どれぐらいスコアを取ればいいのかは微妙なところになってきます。
そこで、効率よく勉強ができると私が感じた参考書を紹介していこうと思います。
TOEIC公式問題集
TOEICを効率よく勉強するなら公式問題集で勉強することをおすすめします。
私は10と9をやった記憶があるのですが、やるならなるべく新しいものをおすすめします。
私は公式問題集を中心に勉強して800点以上取ることができたので、この参考書を中心に学習を行うことをおすすめします。
TOEICについては別記事で紹介
TOEICについては別の記事でさらに細かく紹介しているので、ご興味がある方はそちらの方をご覧になっていただければ良いのではないかと思います。
以下のページではおすすめの参考書についてもさらに細かく紹介しております。
TOEFLテスト集中攻略リーディング
TOEFLはこちらの参考書で学習しました。量がしっかりしているので慣れるには良いのではないかと思います。
しっかりと対策しないと高得点を取るのは難しいのではないかと推測します。
【電気系・電気電子系】大学院入試の勉強法について
これまでの受験とは異なり、ある程度、基礎の問題を解けるようになったら、過去問を始めることをおすすめします。
あまり気おわず、頑張っていただければ良いのではないかと推測します。
以上、あくまで私の私見で書かせていただいた記事なので、参考にしていただければ幸いですが、最後は自分で考えて行動してください。


