青山学院大学といえば有名私立大学の大学群の『G-MARCH』と『SMART』の中の『A』ですね。
ちなみに、『G-MARCH』は『学習院、明治、青学、立教、中央、法政』、『SMART』は『上智、明治、青学、立教、東京理科大学』のことを指します。
そんな有名大学の青山学院大学ですが、第一志望とする方も多いでしょう。
ということで、今回は青山学院大学の理工学部の合格の仕方について、話していこうと思います。
はじめに
青山学院大学理工学部というのは青学の中でも結構難関とされている学部です。
偏差値的には河合塾の全統模試で大体60ぐらいですね。
大学のホームページには以下のように紹介されています。
“青学の理工”は、理学系、工学系をあわせて7つの学科からなり、自然科学の基盤となるサイエンスの最先端研究はもとより、広く社会に貢献することを目指す多彩なテクノロジー研究開発を推進しています。“相模原キャンパス”を拠点とし、学部附置機関であるCAT・先端技術研究開発センターや機器分析センターをはじめ、先進の施設や設備は、国内トップレベルを誇ります。青山学院大学理工学部の充実した研究・教育環境で、未来を見据え、自らの夢を信じ、新たな可能性を求めて、ともにその実現に向けてチャレンジしていきましょう。
青山学院大学 理工学部ホームページより
ちなみに相模原というのは神奈川県にあり、青山にはありません。
住所は以下の通りです。
〒252-5258 神奈川県相模原市中央区淵野辺5-10-1 |
設置学部は理工学部や科学系の理系学部が多くあります。
詳しくは『理工学部・社会情報学部・地球社会共生学部・コミュニティ人間科学部』がありますが、今回紹介するのは理工学部についてだけです。
2021年4月、青山学院大学理工学部物理・数理学科は、よりいっそう専門性を深めたカリキュラムを構築するために、「物理科学科」「数理サイエンス学科」に生まれ変わる予定です。
青山学院大学ホームページより
といった感じで、2021年から少し新しくなったようですね。
しかし、大部分は変わらないのでそこまで心配はいらないでしょう。
それでは入試について話していきましょう。
青山学院大学理工学部の入試
青山学院大学の理工学部の一般入試には大きく分けて3通りあります。
『全学部日程』『A方式』『B方式』です。
他にも、指定校推薦や共通テスト利用がありますが、ここではその方式については話すことがないのではしょらせていただきます。
全学部日程
英語、数学、理科(物理か化学どちらか一方)が受験科目となっていて、すべて150点満点です。
全学部日程となっていますが、こちらは、A方式と同じような受験制度となっています。
科目 | 配点 | 時間 |
英語 | 150点 | 80分 |
数学 | 150点 | 70分 |
理科 | 150点 | 60分 |
A方式
A方式はオーソドックスな一般入試となっています。
こちらも理科に関しては物理か化学のどちらか一方を選ぶ形となっています。
科目 | 配点 | 時間 |
英語 | 150点 | 80分 |
数学 | 150点 | 100分 |
理科 | 150点 | 80分 |
B方式
B方式は他の大学では共通テスト併用型と呼ばれるような入試形式となっています。
こちらも理科に関しては物理か化学のどちらか一方を選ぶ形となっています。
科目 | 配点 | 時間 |
共テ数学 | 60点 | |
共テ理科 | 60点 | |
共テ英語 | 100点 | |
数学 | 140点 | 100分 |
理科 | 140点 | 80分 |
それでは受かり方について話していこうと思います。
受かり方
受かり方に関してなのですが、A方式と全学部日程についてはまとめて話させていただきます。
全学部日程とA方式
こちらは、同じ配点なので、まとめて考えさせていただきますが、細かくは異なりますので、もし受けるのであればご自身で過去問を見ながら考えて下さい。
全学部日程とA方式を迷っていて、スケジュール的に問題がないのであれば、A方式をお勧めします。
というのも、全学部日程と一般だと補欠や繰り上がり合格を出す確率が高いのが一般となっているからです。(←この情報は私が通っていた予備校で話されていたことです。)
それでは教科別に話していこうと思います。
英語
青学の理工学部の英語はかなり簡単です。
G-MARCHの理系学部の中でもかなり簡単な方でしょう。
なので7割は確実に欲しいところです。
私が受験したときは8割以上得点できましたが、知り合いには9割得点できた人もいました。
英語は得点の稼げる科目となっているので、対策をしっかりして受験本番でよい点を取りたいですね。
数学
こちらは、英語ほどではありませんが、結構簡単です。
しかし、記述式があるので時間に追われる形となります。
点数としては6割は欲しいところです。
できれば7割取りたいところですね。
理科
私は早慶も受けたので物理も化学もどちらも受験科目として勉強しましたが、青学の入試問題はどちらも理科が難しいといった感じですね。
対策をしないと、A判定が出ている生徒でも4割とかになって今う恐れがあります。
結構問題の中に微積分を融合させて解かせる問題があったり、10年前に旧帝国大学で出題されたような問題が出題されていたりと、かなり難問ぞろいです。
特異不得意あるにせよ、5割ぐらいは取りたいですね。
全体として
全体で6割ぐらい取れればかなりチャンスがあると考えていいでしょう。
B方式
B方式のほうが理系科目の配点が高いので英語が苦手だったり、理系に絶対的な自信がある方はこちらの方式で受験したほうがいいかもしれません。
B方式は共通テストもあるので一概には言えませんが、それも含めて話していこうと思います。
共通テスト
共通テストは全体で8割を取れるとかなり合格できる確率が上がるでしょう。
共通テスト利用でも85%あれば受かるといわれています。
共通テスト利用は出願する人は大体、東工大志望や横国志望の人だったりするので8割あればかなり安心です。
7割だとちょっときついとは思いますが、可能性は5割ぐらいと考えられるでしょう。
数学
A方式と同様にそんなに難しくありません。
しっかりと勉強ができていれば7割ぐらいは得点できると思います。
理科
5割ちょいぐらいは欲しいところですね。
先ほども述べたように青学は理科が難しいので、ここで落とし過ぎないようにして、合格最低点w通り抜けたいところです。
まとめ
いかがでしたか?
青山学院大学理工学部を受験するのであれば一番おススメなのはA方式ですが、自分の得意科目や共通テストの得点率を考えながらご自身で最後はしっかり考えて決めるのが一番でしょう。
しかしながら、ミスをする可能性も考慮に入れると第一志望なのであればすべての受験方式にエントリーをしておいた方がいいかもしれませんね。
スケジュール的なことを考えA方式とB方式が連続することを考えるとやっぱりしんどいかもしれないので、そこは自分の体力と話し合いましょう。
上記のことを踏まえて過去問をやってみたり受験のスケジュールを組んでみたりしてみてはいかがでしょうか。
最後になりますが、この記事が少しでも役に立ち受験が成功することを願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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