浪人生といえば、家で自室にこもり鉢巻を巻いて勉強している絵を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、実際のイメージを創造しようとすると少し困難なことがあると思うので、今回は浪人生のつらいことあるあるについて話していこうと思います。
とりあえず、ざっくりとした、私の説明ですが、現役時にG-MARCHに合格し、浪人して早稲田大学理工学部に合格しました。
一応、浪人自体は成功といっていいのではないかと思います。
それでは、私が浪人時代にきついと感じたことランキングを発表していこうと思います。
ちなみに、これは私の主観ですので、一般化されているアンケート結果ではありません。
ランキング
1位:自習室のムード
私は夏から予備校に通いだしたのですが、予備校では、多くの生徒が同じように浪人していて、その中でも、地元なのか、高校が一緒だったのかはわかりませんが、自習室でも話している人がいます。
この話が、かなり響いてしまうんですよね。
というのも、自習室は多くの生徒が勉強するためにいるため、かなり静かなので、特定の人の話がはっきり聞こえてしまいます。
何となく雑音が多いのではなく、特定の人の話が聞こえることはかなりきついのです。
こういう時は、予備校や塾のチューターにお願いして黙らせることがいいかもしれませんね。
2位:見たことある問題
浪人生にもなると、見たことあるパターンや、人によっては浪人した原因を作ったパターン問題にあたる可能性があります。
見たことあるパターンが解けないときは非常に慌てます。
というのも、見たことあるパターンが解けないということは勉強自体、身になっているのかということに疑問を感じてしまうからです。
これが意外ときついのです。
勉強したのに無駄になっている? という焦りほどきついものはありません。
次に、浪人した原因を作ったパターン問題にあたるときですが、これは『子の問題さえ解けていれば浪人せずに済んだのに』と思う問題にあたるときのことです。
私はこれを経験したことはないのですが、私の友人はこれに当てはまって、ただの問題集の問題なのにひどく落ち込んでいました。(笑)
3位:講習中の現役生を見たとき
夏期講習や冬期講習では現役生と同じ授業を受けることになる人もいます。
私は、現役生とともに受ける授業はたくさんありました。
数学のような、浪人生が優位なはずの科目で、現役生よりもできないときはとても焦ります。
これがメンタル的にかなりきついです。
この時点で、現役よりできていないということは本番は大丈夫なのか?と思ってしまいます。
まあ、こんなことを思う余裕があるなら勉強しろよという話かもしれませんが、直前にこれが起こると、人によっては急にあきらめモードに入ってしまう可能性さえあるので気を付けてください。
4位:模試の成績が落ちていく
これは多くの浪人生が経験するのではないかと思います。
浪人すると第一回の全国模試は成績がいいんですよね~。
これで、夏にさぼろうもんなら優秀な現役生に一気に抜かれます。
なんにせよ、大学受験において、トップ層、それこそ東大理Ⅲや京大医学部、その他有名医学部に合格するような生徒は第一回の全国模試は時間の無駄だから受けないという選択肢を取る人は多いようです。
実は現役生が伸びたことだけが原因なのではなく、トップ層が増えたということが自身の模試の成績が落ちた理由であることがあるので、これらを踏まえて模試の成績を見なくてはいけません。
すぐに調子に乗ってしまう人はもしかしたら、第一回の全国模試は受けないほうがいいかもしれません。
5位:もう落ちることが許されない
医学部医学科でない限り、二浪以上することはおおむね許されないでしょう。
まあ、許されるとしても、したくないですよね。
落ちることが許されない。今年で決めなくてはいけない。
これが結構プレッシャーなのですよね。
人によっては予備校のチューターに面談を何度も申し込み、精神的アドバイザーみたいな使い方をしている人もいました。
こればっかりは、どうしようもないので、頑張るしかないです。
6位:分かっていても気が緩む
浪人して、時間があるからといっても余裕があるわけではありません。
一般的には浪人生は次のようなことが成り立つといわれています。
「262の法則」
これは浪人した人のうち、2割が現役時よりも成績が上がり、6割が同じ、残りの2割が下がる、といったことを表している法則なのです。
浪人生は結構知っている人が多いかと思われます。
しかしながら、分かっていても、時間が迫ってこないときが緩んでしまうものです。
これが結構しんどくて、一般的にはこの気のゆるみに負けてしまい、浪人してもうまくいかないという結果になって今うことが多くなってしまいます。
ランキング外の話
受験勉強が1年増える
多くの受験生は現役生の時も勉強をしています。
これでやっと受験が終わると思ったのに、ゴール目前で1年延長されるというのはつらいでしょう。
私は、自分が受かるかどうか現役時代も何となくわかっていたので、ゴール目前で1年延長という感じではなかったのですが、受かりそうだったのに落ちて、浪人する人の苦しみはものすごいものなのでしょう。
現役生よりもきついプレッシャー
現役時代とは比べ物にならないプレッシャーを感じる人は多いようです。
辛さは色々あるんですけど、一番はプレッシャーが大きすぎることですかね〜。現役生の時とは比べ物にならないくらいのプレッシャー感じますよ。まず、予備校のお金を負担してもらっている両親への申し訳なさからくるプレッシャーですね。浪人生って高校生と違って時間があるので夏期講習とか結構授業取れちゃうんですよね。だからその分、受講料がかさむ。例えば1コマ7万で5講座とったら35万、それを春夏秋冬続けたら、、、。考えたくないですね。
青学専門塾-浪人生はつらいより
意外とこれを感じる人は多いようです。
確かに、予備校に通うと信じられない金額が請求書に書かれて届くことがあります。
浪人はそれだけ金がかかるのです。
成績が伸びにくい
これは人それぞれかもしれません。
私は、現役時代よりは成績は伸びましたが、浪人中に偏差値が上がることはありませんでした。
そういう意味では、両方体験してますね。
某塾のサイトでは以下のような記述もあります。
自分で言うのもアレですが、浪人中は成績が爆伸びしました。その一方で、浪人しても成績が伸びずに闇に消えていく人たちを何人も見てきました。
ヤバイ大学受験Blog-浪人で伸びるタイプと伸びないタイプの特徴を京大卒が教えます!より
どうやら多くのパターンが存在しそうですね。
やった問題が解けない
これは以前の記事でも紹介したのですが、浪人をするということは単純に去年の倍の勉強時間を持つことになるので、以前やった問題も、解けなくなってしまうことがあります。
これが意外ときついんですよね。
というのも、「自分は勉強している意味があるのか?」と疑問に思ってしまうのです。
この疑問が、受験勉強の後半に来るとかなりきついです。
この『以前やった問題が解けない』という現象についての記事は下のリンクから飛べるようにしておきます。
生活管理が難しい
学校が無く、予備校にも通わないと生活習慣が乱れてしまいます。
これを自力で治すことは至難の業かもしれません。
「自由」というと聞こえはいいですが、こういう浪人生の自由の場合、あまりにも自由すぎて生活パターンが乱れてしまいやすいのです。ダラダラと夜遅くまで起きていたり、朝も遅くまで寝ていたりといった、不規則な生活パターンに陥るリスクを抱えていました。
http://shuchuryoku.jp/-私が浪人時代に規則正しい生活を送れた理由より
生活習慣については別の記事で書いたので、そちらも見てみてください。
以下のリンクから飛べるようにしておきます。
学校がない
学校がないと外部の情報が減ります。
ほとんどの学生は学校で会話をし、そこから今のはやりなどを学習していきますが、浪人中はそのような機械を失われます。
その上、学校がないため、学割もありません(予備校に1年通う場合は異なる可能性があります。)
なんだかさみしいですよね。
孤独
高校の時と同じように友達ができるわけがありません。
高校入学後は友達が増えたと思いますが、浪人生活はそんなことありません。できたとしても志望校やレベルごとにクラス分けをされ、勉強を通じて話すようになった知り合いができる程度。
副業大学-【実体験あり】浪人中に死ぬほど辛かったこと7選【成功の秘訣も紹介】より
多くの浪人生の会話はこのような受験の話だけとなってしまい、話していても話している気になれないでしょう。
私はそもそも会話をしなかったので、このような感覚に陥ることはありませんでしたが、つらいことはなんとなくわかりますよね。
立場
意外と立場を気にする人は多いようで、先ほども述べましたが、学割が聞かなかったり、学生なのか無色なのか微妙な対処をされることがあります。
私は世間体はほとんど気にしないので、どうでもよかったのですが、つらく感じる人は多いようです。
不明瞭な不安
これが一番私はきつく感じました。
不明瞭な不安です。
なんか、漠然とした不安に襲われるのです。
この不安の原因は上記で述べたことがまとめてきたときに起こるのかもしれませんが、私自身はこの不安の原因を知ることはできませんでした。
そして、この不安は人にもよりますが、受験が終わるまで続く可能性があります。
私はそうでした。
この不安を少しでもなくす方法は勉強すること以外にありません。
頑張りましょう!
変化のない毎日
変化のない毎日につらさを感じる人も多いでしょう。
私は現役時代も浪人時代も変化のない毎日だったので、浪人して急に起こったわけではありませんでしたが、人によっては部活が亡くなったり、毎日同じ予備校に通わなくてはならなかったりするせいで、変化のない毎日が急に訪れて鬱に近い現象になってしまう人もいるかもしれません。
これは対策のしようがありませんが、浪人についての知識を学ぶことで、少しはましになるかもしれません。
浪人についての記事は他にも書いているので、そちらも見てみてください。
まとめ
いかがでしたか?
夏休みには夏期講習があり、そこでは現役生と同じ授業を受けることになることもあると思うのですが、夏期講習は基本的に現役生のために組まれているといっても過言ではないため、夏の時点だと、周りを見ながら、余裕だと勘違いしてしまうこともあるかと思います。
しかしながら忘れてはいけません。
多くの浪人生は、現役の時に受験で負けています。
現役生はそのあと伸びてくるので、そこで負けないようにするためにも、今のうちに差がつまらないようにする人用があると思います。
浪人はしっかりと勉強すればきっといい結果になるでしょう。
頑張ってください。
一応私のプロフィールも書いておいたので、見てみてください。