【目標】第2回駿台全国模試の平均点と目標偏差値を紹介!!実際の受験者が語ります

入試
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駿台全国模試といえば日本で一番難しい問題を出題してくる全国模試といわれています。

そんな駿台全国模試の2回目である第二回駿台全国模試についての今回は書いていこうと思います。

はじめに

初めに、少しだけ駿台全国模試に関する情報をまとめていこうと思います。

興味がない人は飛ばしていただいて構いません。

ちなみに、第1回駿台全国模試について書いた記事もあるため、興味がある方はそちらも見てみてください。

第2回駿台全国模試というのは以下のようなものです。

総合系の模試では他社を含めて最難関の模試である。逆に言えば、旧帝一工や医学部医学科、早慶の志望者にとっては自分の実力がよく分かる良い機会を得られる。爆死を覚悟して是非受けよう。東大模試や京大模試よりも難易度が高いという声も。第1回よりも難度が格段に上がり、本物の「残酷模試」である。参考としてこの模試で科目ごとで6割取れれば偏差値60台、8割取れれば偏差値70台にたいていはなる(勿論誤差は有るが…)。特に現役生で高3になって初めて第1回と共に受けている場合は難易度の違いに驚くかもしれないが、この第2回が「ハイレベル」と言われる所以である。第1回とは違い高3生に対する配慮はされず、出題範囲や難易度の制限が外れ、いよいよ外れることで難易度が急激に上がっている(※第1回は高3生に配慮して、難易度を抑える等の多少の手加減がされている)。その難度は、東・京・一・工や医学科を受験する生徒でさえも奈落の底に突き落とすことのあるレベルである。

お茶飲みwikiより

といったかんじで、かなりの学力を持っている学生でも得点が取れなく、自身をなくす可能性があるという模試です。

偏差値も出にくいです。

というのも、受験者が、最低でも早慶志望者みたいな感じで、それなりに自信を持っている学生が受けています。

つまり、問題が難しいわりに平均点が高くなってしまいます。

周りのレベルが上がれば偏差値を上げることが難しいというのは当たり前の話ですよね。

科目の情報は以下の通りです。

教科出題範囲時間 (配点)
英語共通英語(リスニング問題を含む)100分(200点)
数学文系【文ⅡB型】数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B(数列・ベクトル)100分(200点)
理系【理ⅡB型】数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B(数列・ベクトル)120分(200点)
【理Ⅲ型】数学Ⅰ、数学A、数学Ⅱ、数学B(数列・ベクトル)、数学Ⅲ
国語共通【現・古型】現代文3題、古文1題100分(200点)
【現・古・漢型】現代文2題、古文1題、漢文1題
理科理系物理物理基礎:全範囲
物理:全範囲(原子を除く)
1科目または
2科目選択
<1科目>
60分(100点)
<2科目>
120分(200点)
化学化学基礎:全範囲
化学:全範囲(天然有機化合物・合成高分子化合物を除く)
生物生物基礎:全範囲
生物:全範囲(生態と環境および生物の進化と系統を除く)
地学地学基礎:全範囲
地学:全範囲
地歴
公民
文系世界史B古代~近現代の政治・社会経済・外交・文化など
※古代~中世 ※近現代
1科目または
2科目選択
<1科目>
60分(100点)
<2科目>
120分(200点)
日本史B中世(室町中心) 近世(戦国時代~江戸前期)
近世(江戸中期~後期)  ※近代 ※近現代
地理B自然環境 資源と産業 現代世界の特徴と課題
現代世界の諸地域
政治・経済金融・財政 国際政治 日本経済のあゆみと現状
現代政治の諸課題

注)※印は選択問題として出題します。

駿台予備校ホームページより

このように記述模試だけあってパターンが何個かあります。

しかしながら、秋の模試だけあってかなり範囲は本番に近くなっていますよね。

それではさっそく本題に入っていきましょう。

科目別難易度と平均点

英語

英語の難易度はかなり高いです。

特に第二回駿台全国模試は長文読解に関しては早慶上位学部レベルであり、和文英訳などは旧帝国大学レベルといっていいでしょう。

9月や10月の段階でこの模試で得点できた人はかなり自信を持ってもいいといった感じです。

それぐらい難しいです。

おそらく、早慶に合格する生徒でも5割を超える人は少ないのではないかと思います。

平均得点率は35%ぐらいです。

数学

数学に関しては多くの学生が苦戦する科目です。

難問のパターンに一ひねりも二ひねりも加えたような面倒な問題が出題されます。

特に出題頻度が高いのは確率漸化式ですね。

この段階での確率漸化式をマスターしたいる人はかなり少ないので、これができると偏差値がぐっと伸びたりします。

そして、模試では少ない証明問題も出題されたりします。

場合分けもかなり細かくみられるので、しっかりと記述する力が求められてくる模試となっています。

平均得点率は37%ぐらいです。

国語

国語も、難易度は高くなっています。

記述式が多く、私大専願の人はかなり苦戦するかもしれませんね。

しかしながら得るものは多いとは思うのでしっかり受験することをお勧めします。

平均得点率は40%ぐらいです。

物理

物理もかなり難易度は高く感じます。

難関大学で出題されるような面倒な計算が必要な問題も出題されたりします。

実際の問題集に乗っている問題のパターンを混ぜて出題されたりするので、答えを見ると『ああ、そういうことね』となる人もいるとは思うのですが、実際その場で得点するのはかなりしんどいと思います。

難しいテスト慣れをするにはいいのかもしれませんね。

平均得点率は20%ぐらいです。

化学

化学は第一回とは比べ物にならないぐらい難しくなります。

というのも、出題範囲が広く、無機化学の知識を含めながら理論を解いたり、有機化学の問題を解いたりする必要があるのでかなり大変だと思います。

人によっては自身が打ちひしがれる人もいます。

特に現役生は無機化学は得点しずらいのであまり気にしないほうがいいかもしれませんね。

平均得点率は30%ぐらいです。

まとめ

どの科目もかなり難易度は高くなっています。

正直言ってどの科目も平均点を超えるとそれだけで、早慶は合格してしまうぐらいになってしまいます。

あまり、そこまでは考えず、得意な科目でしっかり稼ぐということを考えたほうがいいかもしれませんね。

志望校別目標

東京一工

東京一工というのは東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学のことを指す大学群です。

これらの大学を志望している人は目標偏差値は58ぐらいでしょう。

判定はBぐらい出るとは思いますが、それでも決して甘くないのが国立大学です。

B判定出ていても落ちる人は十分います。

ということで、しっかり学習しておくことが大切であり、判定だけにとらわれないようにしましょう。

地方旧帝+早慶

地方旧帝というのはここでは、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学を指すことにします。

早慶というのは早稲田大学と慶應義塾だ学のことを指します。

これらの大学を志望している人は目標偏差値は56ぐらいでしょう。

地方旧帝はB判定、早慶はD判定ぐらいになるとは思いますが、国公立大学は判定の割に合格することが難しく、私大は判定の割に合格する確率が高いので、こんなもんだと思います。

私も実際これぐらいの偏差値で、早稲田には合格して東京工業大学には不合格となりました。

ちなみに、わたしの入試の結果と模試の結果は以下のリンクから見れるようになっています。

入試の結果

模試の結果

SMART

SMARTというのは、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、東京理科大学のことを指す大学群です。

これらの大学を志望している人は目標偏差値は52ぐらいだと思います。

この大学群の中には難易度の高い東京理科大学の工学部から難易度はそこまで高くない青山学院大学の理工学部まで幅広いので一概には言えませんが、大体これぐらいの偏差値を取っておけばいいのでは以下と思います。

まとめ

もちろん、これらの偏差値を取らなければ受からないというわけではありません。

可能性はあるとは思います。

しかし、目安というものがないと、どうなのかが分からないと思うので、現在自分がどこにいるのかということだけは、分かっておいた方がいいと思い作った指標です。

参考になれば幸いです。

2022年第2回駿台全国模試 難易度

2022年の第2回駿台全国模試の難易度アンケートの結果を公開しておこうと思います。

文理別に総合得点率の難易度アンケートを当日にとったものなので、それなりの信用度は確保できたのではないかと思います。



まとめ

いかがでしたか?

第2回駿台全国模試はかなり難易度が高く、受験者のレベルも高いので、偏差値は取りにくいし得点率も悪くなり、自身をなくす人もいると思いますが、それでも頑張っていくしかないでしょう。

この記事は個人が書いた記事であるため、間違っている可能性があること考慮したうえで理解してください。

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