夏休みまでにどのレベルまで仕上げておけばいいのかということは一つの議題となってしまうほど、なかなか決まらないことですよね。
「夏を制する者は受験を制する」といわれていますが、実際に、夏にどのレベルまでこれたのかということは意外とわからないものです。
ということで、今回は、『志望校別に夏休みが終わるまでにどこまで来てなくてはならないのか』ということについて、書いていこうと思います。
はじめに
この記事は個人が書いているものなので、必ず誰にでも当てはまるというものではありません。
そこのところを考慮したうえで読んでください。
私の入試結果と模試の結果は以下のリンクから見れるようになっています。
興味がある方はみてください。
それでは早速、本題を書いていこうと思います。
志望校別到達度
東京一工
言わずと知れた超難関大学群ですが、『東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学』の4校のことを指します。
東京一工では、夏が終わるまでには、一度は過去問に触れているでしょう。
合格最低点から-1割
その前提で話を進めていきますが、レベルとしては合格最低点マイナス1割というのが一つの目安となってくるといわれています。
東京一工は難関大学だけあって、夏の段階で、多くの志望している人は、過去問に触れ始めて、感触をつかみ始めています。
しかしながら、難関大になればなるほど、ちょっとした点を取るのに投入しなくてはならない労力が高くなります。
残りの期間はこの1割を上げて、あとは安定的に点数が取れることができるように穴を埋めていく作業になるのではないかと思います。
東京一工になると、科目数も多く、それぞれ、の科目で落としていいものが存在しないことが特徴でしょう。
これらの学校を目指す人は、模試で、C判定が出ていても落ちることがあるので、(←経験者)気を緩めることなく勉強をし続ける必要があるので、頑張ってください。
落ちている私が言えることはこれぐらいですかね(笑)
以下、一応合格しているので、細かく話していこうと思います。
早慶
東京一工に比べると、レベルは下がりますが、それでも、難関大といわれることが多い大学群でしょう。
理工学部であれば、理科が2科目必要となってくる私大はこの二つぐらいでしょう。
文系であれば、私大最難関といわれている二つの大学ですね。
合格最低点から-1.5割
そんな早慶ですが、この時点では過去問で合格最低点から、マイナス1~2割ほどが目安でしょう。
これぐらいが取れていると合格する確率がかなり高いといってもいいと思います。
逆にもう超えてしまったという人は、東大を目指すことをお勧めします。
3割ぐらい足りないのであれば、まだ、やれることは多いと思うので、過去問の前に、参考書でパターン問題を固めることが大切でしょう。
模試の判定
模試の判定で言うと、夏休み明けで、合格点を取れてしまっている人はA~B判定、マイナス1~2割の人はC~D判定、マイナス3割の人はD~E判定といった具合ではないかと思います。
私大は、東京一工に比べると、実際の難易度よりも偏差値が高く出る傾向にあります。
つまり、良い判定が出にくいのです。
なので、D判定でも十分可能性はありますし、現役生であれば、ぎりぎり、E判定なのであれば、可能性は35%ぐらいあると考えていいと思います。
実際、私は、早稲田大学理工学部の判定はB,C,Dを取ることが多く、B判定は一回しか出ませんでした。
代ゼミの早大プレではC判定でしたが、合格しました。
それに対して、東工大に関しては、B,C,D判定を取りましたが、B判定は2回ほど出ました。
東工大実践模試でもC判定が出てましたが、不合格でした。
このことからも、私大は、判定が厳しめに出るということが分かると思います。
慶應義塾大学理工学部に関しては、模試は科目ごとの配点の違いにより、早稲田大学理工学部よりも悪い判定が出ていた上に、過去問もあまりやりませんでしたが、なぜか補欠に引っ掛かりました。
まあ、そんな感じで、東京一工に比べると、かなりチャンスが幅広い偏差値の人にあると思うので頑張ってください。
理想では、G-MARCHの過去問の合格最低点を超えておくことが望ましいですね。
上智理科大
上智大学、東京理科大学、は理工学部では理科が一科目で受験することができる学校の中で一番偏差値が高い学校となっています。
文系では、早慶に次ぐ難易度でしょう。
合格最低点から2割
早慶や東京一工に比べると、科目数が少ないため、合格最低点から2割低くても十分可能性があると思います。
科目数を絞ってしっかりと苦手をつぶしていけば点数はおのずと上がるはずです。
夏休み明けの時点では2割ぐらい低いとしても落ち込んでいる時間がないぐらいしっかりと復習をしながら勉強すれば合格する可能性はあると思います。
すでに合格点を取れている人は、合格率を上げるために、同じ大学の違う学部や異なる受験方式にも対応できるようにしておくとなおよいでしょう。
それでも時間が余る人は科目数を増やして早慶にチャレンジしてみるのもいいと思います。
模試の判定
模試の判定ではC判定が出ていれば十分だと思います。
夏が終わるころにC判定が出ていれば合格率70%と考えていいと思います。
落とすことがないようにこれからも気を引き締めていく必要はありますけどね。
G-MARCH
上智理科大からは少し劣るような気はしますが、現在では『SMART』(上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、東京理科大学)という大学群がささやかれるようになってきているぐらい差がなくなってきた、難関大学群『G-MARCH』(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)について書いていこうと思います。
合格最低点から-2割
過去問の合格最低点からマイナス2割ぐらい取れていれば十分可能性があるでしょう。
特に明治大学のように合格最低点が8割といった高い大学学部は初見では得点するのがとても難しいでしょう。
学力があってもかなり得点しずらいのが入試です。
対策ができていない今なら仕方がないと思います。
それを考慮するとマイナス3割となってしまっていてもまだ、可能性はあると考えていいと思います。
過去問で慣れる前にあきらめてしまうことはとてももったいないことなので、あきらめずに頑張ってください。
模試の判定
模試の判定は上智理科大と同じようにC判定が出ていれば合格する可能性は十分あると思います。
C判定というのは一応、合格率が50%とされていますが、実際はもっと受かる確率はあると思います。
余裕があるのであれば、上智理科大も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
世の中には多くの情報が出回っていますが、一番大切なことはあきらめないことだと思います。
上記の文はすべて、目安だと思って、足りていなくてもあきらめずに頑張ってください。
しかしながら、滑り止め、併願校についても考える時期になってくるのでそちらの方もしっかり対策する必要があるでしょう。
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