共通テスト対策をする上で避けては通れないのが過去問ですよね。
そんな過去問はいろいろな出版社が出しているとは思いますが、一番有名なのは赤本でしょう。
ということで、今回は、共通テストの赤本について話していこうと思います。
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共通テストの赤本ってどうなの?
センター試験のころから、赤本で過去問を解くというのは定番になっています。
昔からある伝統的な問題集ですよね。
では、実際どういったものなのでしょうか。
赤本の特徴と基本情報
共通テストはまだ始まったばかりということもあり、過去問は思考調査や追試も含めて数回しかありません。
なので、赤本ではセンター試験の過去問も掲載されています。
回数は科目によって異なってくるので一概には言えませんが、かなり多くなっています。
私が知る限り、ここまで多く掲載されている共通テスト関連の問題集は赤本のみでしょう。
私はいろいろな塾や予備校、出版社が出している共通テスト対策問題集をやりましたが、必ずやるべき問題集です。
なぜ赤本がおすすめなのか
赤本は基本的に過去問を掲載しています。
どんな素晴らしい問題集でも過去問にはかなわないといわれています。
つまり、共通テストの傾向や難易度を体に叩き込むには共通テストの過去問が一番優れているということです。
過去問は数回しかないとは申しましたが、国公立志望であれば、5教科7科目やらなくてはなりませんし、私立文系志望であっても3科目ぐらいはやらなくてはならないでしょう。
このたった3科目でも単純に3倍の時間をかけないといけないことを考えると意外と時間がかかります。
それに、二次試験や私大の個別入試の対策もしなくてはならないので、そんなに時間が残ることはないでしょう。
ということで、過去問をやるだけでもかなり、対策をすることができます。
もちろん、これだけでは足りないと感じる人はいると思います。そのために対策問題集や予想問題集があるのです。
ここで一番強調したいのは最も優先すべき問題集は過去問ということです。
いつ頃やればいいの?
赤本つまり過去問はいつ頃やるのがいいのでしょうか。
もちろん、人によって異なります。
ゆっくりと2か月ぐらいかけてやることをお勧めします。
そのような学習の仕方をすれば、共通テスト演習をしていないうちに他の学習で学力が上がったりしますし、復習にも時間を割くことができるでしょう。
少なくとも、全体としていえることは1週間で一気に10年分をやったりすることはお勧めできません。
短期間でやることをお勧めしない理由
なぜなら、絶対に復習が追い付かないからです。
もちろん、満点近く取れてしまう人は復習する必要はないかもしれません。
しかし、そのような人はそもそも演習を解く必要がありません。
実際に、過去問でしっかり対策をしなくてはならない人は9割を安定して取れない人でしょう。
そのような場合は年によっては7割ぐらいになってしまいます。
復習は実際に解く時間の10倍ぐらいの時間がかかります。
しっかりと解説を読み英文を読み直さなくてはなりませんし、解きなおしもしなくてはなりません。
そのことを考えるとかなり時間がかかってします。なので、ゆっくりと2か月はかけることをお勧めします。
センター試験の過去問はやるべき?
センター試験の過去問をやるべきかどうかを悩む受験生は多いのではないかと思います。
これは、科目によって異なるので、リストにして紹介させていただきます。
センター試験の過去問もやるべき科目
センター試験の過去問もやるべき科目は以下の科目です。
- 数学ⅡB
- 物理
- 化学
- 現代社会
- 政治経済
- 日本史
- 世界史
- 地理
といった感じです。
なぜやるべきなのか。
答えは簡単で、センター試験の過去問も役に立つぐらい傾向が似ているからです。
やってみればわかると思いますが、現代社会とかは、何が変わったのか気づかないぐらい変化がありませんでした。
他の科目も現代社会ほどではないとはいえ、かなり似ていました。センター試験の過去問もやっておくと対策の手助けになることは間違いないでしょう。
科目別の話を少しだけしておくと、理科は少しだけ問題文の形が異なります。
しかしながら、そこまで大きくは変化しないということと、聞かれている内容はそこまで変わりません。
ただ単に聞かれ方が変わっているだけなのでそこまで怖がる必要はないと思います。
数学ⅡBに関しては、あまり変わったような気がしませんでした。なので、センター試験の過去問でも良い勉強になると思います。
センター試験の過去問はやらなくていい科目
センター試験の過去問はやらなくていい科目は以下の科目です。
- 英語リーディング
- 英語リスニング
- 国語
- 数学ⅠA
といった感じです。
もちろん、やっても構いません。
しかしながら、それはあなたの学力を確認したり、勉強のためにやるのであって、共通テストの対策にはならないでしょう。
問題を見比べていただければ一目瞭然です。
センター試験と共通テストでは大きく異なります。
もちろん、同じ勉強なので、無駄にはならないと思いますが、共通テストの対策のつもりでこれらの科目を学習すると痛い目に合うでしょう。
特に英語に関しては、文法問題や発音アクセントの部分が共通テストではがっつりなくなっているので、それらの勉強をしても共通テストでは全く役に立たなくなってしまいます。
気を付けてください。
実際に利用した感想
私も実際に利用しましたが、解説もしっかりしていてとても便利でした。
巷では、『赤本は解説の質が悪い』といわれていたりします。
確かに、G-MARCHを下回る生成明学獨国武や日東駒専の過去問は解説がなかったり、質が悪かったりしますが、有名国公立や早慶のものはしっかりしています。
共通テストも多くの受験者が購入するため、しっかりとした解説が乗っています。
東大を受験する人ですら、しっかり書き込みをするぐらい解説がいいので、共通テストに関しては、赤本はとてもおすすめです。
ネット上の意見
共通テスト過去問研究https://t.co/ycbBHsmvPr @AmazonJP
— 英英楽習のすすめー共通テスト対策ー (@GjlYO5YHcx9pC0o) March 11, 2022
※この本のようなコスパの高い良書がいろいろ出ているのに英語の平均が6割程度なのは、力不足で過去問演習を始める受験生が多すぎるからです。基礎的な語彙力すらないまま過去問に深入りしても苦戦必至で伸び悩みます。#共通テスト英語
2月は赤本4年分解いて数学と物理は時間や相性があえば満点とれるレベルだった。
— ロナてんてー@国立理系情報学部合格 (@LonaPsycho) March 8, 2022
数学のわかってない章は長岡先生の新研究を読みこんでた。
地学は2次試験当日に1周復習
⇒本番たぶん結構できてた(筑波大ついてから地学ずっとやってた)
ドイツ語は、、、共通テスト以降ノー勉
まとめ
いかがでしたか?
入試を戦う上で大切な過去問の話でしたが、この記事があなたの受験勉強に少しでもお役に立つことを心より祈っております。
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共通テストについて書いている記事もあるので、興味がある方はそちらも覗いてみてください。