鉄緑会といえば、東京大学を志望する日本のトップ高校の学生が多く在籍している塾として有名ですよね。
ということで、今回は、鉄緑会のテキストや問題集、教科書、参考書の難易度や特徴について細かく解説していこうと思います。
鉄緑会のテキストはどうなの?
鉄緑会が外部に出版しているテキストには以下の種類のものがあります。
- 鉄壁
- 鉄緑会基礎力完成
- 鉄緑会物理攻略のヒント
- 鉄緑会東大問題集
それでは、それぞれについて解説していこうと思います。
鉄壁
いわずとしてた、超有名な単語帳ですよね。
私の周りだと2人に1人は使っているような気がします。
約2000単語が入っていて、ものすごく細かい、単語の成り立ちや、イラストを用いたイメージも作られていて、学習しやすいものとなっています。
鉄壁のメリット
鉄壁のメリットとしては、先ほども紹介しましたが、単語一つに対する情報量の多さです。
ただ淡々と覚えることが苦手な生徒にとっては、これはかなり助かる情報なのではないかと思います。
また、単語自体のイメージも沸くので、英単語と日本語がしっかりと結びついた覚え方ではなく、単語の意味を感覚で理解することができるようになるので、長文を読むときにも助かります。
鉄壁のデメリット
先ほど紹介した、情報量が多いということが、逆にデメリットになってしまうことがあります。
というのも、まずは、単語の意味を覚えたいと思っている人にとっては、無駄とは言いませんが、いろいろな知識が乗っている単語帳だと、そっちに意識が言ってしまって重要な意味を取ることができないことがあります。
そういった意味では、鉄壁は、短期集中型の暗記には適していないかもしれません。
ちょっと話はそれますが、そういった単語の意味だけを学習したい人はシステム英単語がおすすめです。
鉄緑会基礎力完成 数学IA・IIB
名前の通り、鉄緑会が出している数学IA・IIBの基礎力を完成させるための参考書となっています。
ですが、基礎力完成といっても、鉄緑会の基礎力ですので、かなりレベルは高いものと考えてください。
レベルとしては、赤チャートと同じレベルです。
鉄緑会基礎力完成 数学IA・IIBのメリット
解説は細かく、数学の基礎パターンを網羅しているといっても過言ではありません。
私の感覚的には、これを高2までに完璧にすれば、河合塾で偏差値65ぐらいは十分狙えるぐらいです。
なので、数学を武器にしてしっかり戦っていきたい人にとってはかなりおすすめの問題集となっています。
鉄緑会基礎力完成 数学IA・IIBのデメリット
基礎力という言葉に騙されると悲惨な結果が待っています。
なので、私立文系志望で、学校の勉強についていくための問題集を探しているという人には、この問題集はお勧めできないので、やめておくことをお勧めします。
もし、もう少し、レベルの低い基礎力を上げるための問題集を探しているのでしたら、基礎問題精講がおすすめです。こちらの問題集ですと、もう少し基礎からやってくれます。
鉄緑会物理攻略のヒント
名前の通り、鉄緑会が出している物理の参考書となっています。
こちらの問題集のレベルはそこまで高くはありません。
イメージ的には、良問の風と名門の森の間ぐらいのレベルだと思っていただければちょうどいいかと思います。
鉄緑会物理攻略のヒントのメリット
鉄緑会とは言えど、この問題集に関しては、そこまで難しくはありません。
そして、解説もしっかりとしているので、理系だけど、あまり物理が得意でない人が利用する問題集としてはとてもおすすめです。
この問題集をしっかりとやり切れば、高3の河合塾の模試で60ぐらいには十分たどり着くと思います。
鉄緑会物理攻略のヒントのデメリット
鉄緑会という名前にひかれて、ある程度の学力がある人が手を出すと、公開することになる可能性もあります。
出てくるパターンは比較的にレベルが低いものとなっているので、名門の森をしっかりとやり切る学力がある人にはお勧めできません。
鉄緑会東大問題集
こちらは、過去問となっています。
なので、鉄緑会の特別な問題が掲載されているわけではないので気を付けましょう。
鉄緑会東大問題集のメリット
東大を志望している人で、鉄緑会がどういう認識でいるのかを知りたい人や、細かい別解も知りたい人にはとてもおすすめの問題集となっています。
いろいろな、角度や視点から、問題を解いているので、模範解答と自分の回答の解き方が違うときにはとても役に立ったりします。
特に、鉄緑会が出している問題集なので、かなり細かく、正確に記述されています。
鉄緑会東大問題集のデメリット
これに関しては、特にデメリットはありません。
過去問であるということだけをしっかりと理解していれば、購入して公開をすることはないでしょう。
鉄緑会のテキストをやるうえでの注意点
鉄緑会のテキストはとても質がいいのですが、利用するうえではある程度の注意を払う必要があったりします。
情報量が多いすぎるのでほどほどに
鉄緑会のテキストの特徴として、情報量が多いことがあげられます。
原則、情報量が多いことは参考書としては優れていることなはずなのですが、ここまでくると人によっては効果は微妙になってきたりします。
というのも、鉄緑会のテキストや問題集、参考書は、基本的には東大合格を目指す人に向けて作られている問題集となってくるので、難易度は高いですし、しっかりとした知識が備わっているうえでプラスαとしての知識として書かれていることが多かったりします。
なので、その知識の順番を間違えると、勉強の効果が薄くなってしまうことがあるので、気を付けましょう。
基礎もしっかりと
東大を目指していて、鉄緑の問題集やテキストを利用したい気持ちもわかりますが、まずは、しっかり基礎をやってからにしましょう。
どんなに演習を重ねたとしても、基礎がしっかりしていないと無駄な時間になってしまうこともあります。
同じ勉強時間なら、効率がいい方がいいですよね。
なので、必ず、基礎をしっかりやってから手を出すようにしましょう。
自分に合ったものを選ぼう!
自分に合ったものをしっかり選びましょう。
もちろん、それはレベルの話もありますが、問題形式や参考書としての形も含めてです。
色とりどりのものの方がモチベーションがわいたり、見やすく感じてありする人もいれば、白黒の方が無駄に気が散らないという人もいます。
しっかりと、自分に合ったものを選んでいきましょう!
鉄緑会に関する情報
鉄緑会に関しては、ほかの記事で、かなり細かく解説しているので、興味がある方は、そちらを読んでいただければ、どういった塾なのか、わかるのではないかと思います。
まとめ
いかがでしょうか。
鉄緑会といえば、かなり細かい解説のアプローチの仕方を解説してくれているので、かなり助かるものなのではないかと思います。
皆さんも利用してみてはいかがでしょうか。
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興味がある方はそちらも覗いてみてください。