第2回駿台ベネッセ記述模試といえばとても有名な模試ですよね。
多くの高校や予備校でも使われている記述模試です。
ということで、今回は、そんな第2回駿台ベネッセ記述模試のレベルや目標の目安を志望校別に公開していこうと思います。
基本情報
第2回駿台ベネッセ記述模試というのは、名前の通り記述模試です。
10月ごろに行われる模試なのですが、よく、河合塾の全統模試と比較されたりします。
この、第二回というのは駿台ベネッセ模試の2回目という意味のものです。
第一回は共通テスト模試なので、記述模試としては初めてのものでしょう。
私は現役の時は学校で受けて、浪人したときは予備校で受けました。
科目に関する基本情報は以下の通りです。
教科・科目 | 出題範囲 | 時間(配点) | |
---|---|---|---|
英語 | 英語(リスニング問題必須) | 100分 (200点) | |
数学 注(2) 参照 | 数学X型 (個別試験で数学不要) | 数学Ⅰ<数学Ⅱ 数学A 数学B(数列、ベクトル)> | 100分 (200点) |
数学Y型 (主に文系) | 数学Ⅰ 数学Ⅱ 数学A<数学B(数列、ベクトル)> | ||
数学Z型 (主に理系) | 数学Ⅰ 数学Ⅱ 数学Ⅲ 数学A 数学B(数列、ベクトル) | 120分 (200点) | |
国語 | 現代文型 | 現代文4題 | 100分 (200点) |
現・古型 | 現代文3題、古文1題 | ||
現・古・漢型 | 現代文2題、古文1題、漢文1題 | ||
理科 | 物理 | 物理基礎:全範囲 物理:力学 熱力学 波動 電磁気(電磁誘導まで) | 1科目または 2科目選択 <1科目> 60分 (100点) <2科目> 120分 (200点) |
化学 | 化学基礎:全範囲 化学:物質の状態 電池・電気分解 化学平衡 無機物質 有機化合物 | ||
生物 | 生物基礎:全範囲 生物:生命現象と物質 生殖と発生 生物の環境応答 | ||
地学 | 地学基礎:全範囲地学:地球の概観 地球の活動と歴史 地球の大気と海洋 宇宙の構造(太陽系まで) | ||
地歴 | 世界史B | 諸地域世界の形成~第一次世界大戦まで ※近現代(戦後を含む) | 1科目または 2科目選択 <1科目> 60分 (100点) <2科目> 120分 (200点) |
日本史B | 原始~17世紀(元禄文化まで) ペリー来航~明治末 ※近代~現代 | ||
地理B | 全範囲 | ||
公民 注(3) 参照 | 現代社会 | 全範囲 | |
倫理 | 全範囲 | ||
政治・経済 | 全範囲 | ||
倫理、政経 | 源流思想 政治 経済 ※日本思想 ※西洋思想 ※経済 ※国際(政治・経済) |
注)(1)※印は選択問題として出題します。(2)「数学X型」は、数学Ⅰまでの範囲での受験も可能です。「数学Y型」は、数学Bを未履修でも受験が可能です。(3)本模試では、公民2科目受験の場合の組合せは、「倫理」と「政治・経済」のみ可能です。
駿台予備校ホームページより
といった感じです。
受験方式に合わせて受ける科目を決定することがいいに決まっています。
ベネッセ共催模試第2弾。駿台・ベネッセ模試はマークと記述を区別せず通し番号がついている。
受験生の数は、ベネッセ共催なだけあって通常の模試よりも多い。ただし、学校受験などの都合か学力の低い層が大量に増える。
最上位層は受けない人が多い。
お茶飲みwikiより
それではさっそく本題に入っていきましょう。
難易度と平均点
英語
英語は記述問題が多くかなり苦戦する学生が多いのではないかと思います。
特に長文読解やようやく問題があったりするので、自分が受験する学校にそのような問題がないときはかなり厳しいかもしれませんね。
しかしながら、志望校と同じ問題形式の問題もあるとは思うので、そこではしっかりと点を取る必要があると思います。
レベルとしては、G-MARCHぐらいだと思います。
しかし、10月の段階ではそこまで点が取れる人はいないようです。
平均点は200点中の61点とかになってしまいます。
数学
数学も難易度は高いと思います。
決して、見たことがない問題ではないとは思うのですが、記述式であり、問題が長かったりするので意外と間違えたりします。
私の感覚的には場合分けが多く、解答が入りきらないような気がします。
自分でイメージしながら回答を作る必要があるのでしょう。
数学Ⅲは少なく、選択問題となっているので、ほとんど1a2bで決定するといった感じですね。
平均点は200点中の65点といった感じです。
かなり難易度が高いことが分かると思います。
国語
国語に関してもかなり平均点は低いようです。
難易度が高いというのもありますが、結構人によっては簡単に感じたりするようです。
物理
物理は得意な人にとっては簡単に感じるでしょう。
しかしながら、時間が足りなくなります。
難易度は高くなくても時間によって後半で点数を落としてしまう人は多いようですね。
物理に関しては、この問題集のレベルというものがあります。
それが、『名門の森』です。
この問題集のパターンの中から出題される問題と考えて間違いないと思います。
結構パターン問題が出題されるので経験がある人にとっては簡単に感じるでしょう。
私が受けた年では熱力学の平均点が低く、力学の平均点が高くなっていました。
平均点は40点でした。
化学
化学に関しては、範囲が終わっていない人にとってはかなり苦しい試験になると思います。
理論化学、有機化学が多く出題されるのですが、有機化学に関してはかなり厳しいものになるかもしれません。
なので、一度範囲をやり終えている浪人生がかなり優位なのではないかと思います。
化学も『』から出題される言っても過言ではありません。
平均点は35点でした。
物理よりも低いのは有機化学がみんな解けないからだと思います。
私が受けた年では無機分野と有機化学は平均点が低かったと思います。
志望校別の目標
東京一工
東京一工というのは東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学のことを指すのですが、日本の大学群の中では一番高いものでしょう。
これらのだいがくを志望する人は偏差値は70を目標にするといいと思います。
これぐらいの偏差値を取るためには得点率は7割5分ぐらいが欲しいところです。
数学や英語では落とす可能性があるとは思いますが、それ以外の科目では8割ぐらいは欲しいところです。
そこで数学や英語で落とした分をリカバリーするとちょうどいいと思います。
地方旧帝+早慶
地方旧帝国大学は今回この記事に関しては北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学を指すことにします。
早慶は早稲田大学と慶應義塾大学を指します。
これらの大学を志望している人は偏差値65を目指すとおいいと思います。
ざっくり7割ぐらいです。
これは意外と難しくて、数学や英語のような配点が高い科目でミスるとかなり厳しいので、そこでは失敗せずに、その他の科目で、しっかり得点するとこの点まで行くでしょう。
おそらく、理科や社会のほうが偏差値は稼ぎやすいのですが、そこだけでなく、他の科目もしっかり得点していくことはかなり難しいのではないかと思います。
ちなみに、私は早稲田の理工学部に合格したのですが、偏差値はぴったり65でした。
ちなみに、以下のリンクから、私が合格した大学と、模試の結果が見れるようになっています。
判定はDだったのですが、私大であることを考えると十分でしょう。
逆に地方旧帝国大学はもっといい判定が出るとは思いますが、国立なので判定以上に本番は厳しいものと考えておくことが妥当でしょう。
上智理科大
上智理科大を志望している人は目標偏差値は62ぐらいでしょう。
得点にすると6割5分ぐらいでしょう。
もちろん上智大学の外国語学部や東京理科大学の工学部は偏差値が高いのですが、そこまでこの模試で得点しなくてもいいと思います。
というのも、国立や早慶と比べると科目数が少なかったりするので、偏差値以上に最後の詰めが簡単と考えることができるでしょう。
それでも油断は禁物です。
しっかりここでも得点しましょう。
G-MARCH
G-MARCHというのは、学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政を指します。
これらの学校を志望している人は偏差値は60ぐらいを目標にするといいのではないかと思います。
得点にすると6割ぐらいでしょう。
明治大学の政治経済学部や理工学部はかなり難易度が高いので一概には言えませんが、それでも今回の模試では高い偏差値を取る必要がないのではないかと思います。
第三回ベネッセ駿台共通テスト模試
こちらの模試のアンケート結果も掲載しておきます。
第3回駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試の文系の難易度はいかがでしたか?#第3回駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試 #駿台 #ベネッセ #共通テスト
— アンケート調査 (@questiontest) October 30, 2022
第3回駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試の理系の難易度はいかがでしたか?#第3回駿台・ベネッセ大学入学共通テスト模試 #駿台 #ベネッセ #共通テスト
— アンケート調査 (@questiontest) October 30, 2022
まとめ
いかがでしたか?
意外と知られていないようで、受験者数の多い第二回駿台ベネッセ記述模試の情報でした。
この記事は個人が書いた記事であるため、間違っている可能性があること考慮したうえで理解してください。
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