ブログやウェブサービスを利用して収益化を望むのであれば、おそらく使うであろうクリック課金型広告ですが結局どれを使えばいいのかということと、審査が通らない場合の代用広告を選ぶのに参考にしていただければ幸いです。
はじめに
『クリック課金型広告というのは何ぞや』といった方もいると思うので一応解説をしておきます。
クリック課金型広告というのは広告にクリックされるごとに報酬が発生する広告のことです。
例えばですが、一つの広告があり、その広告がクリックされると50円収益として与えられるといったものです。
クリック課金型広告のほかには成果報酬型の広告があります。
有名どころだと、『A8net』があったりします。
成果報酬型だと、自動で広告が表示されなかったり、クリックされても、商品が購入されないと報酬が発生しなかったりと結構初心者やオープンなサービスを運営するうえではマイナスになることが多いので、今回はクリック課金型広告のランキングを作っていこうと思います。
ランキング
1位:アドセンス
2位:ネンド(nend)
3位:Zucks
4位:忍者AdMax
上記のものは有名なものですが、こちらについて細かく解説していこうと思います。
アドセンス
アドセンスというのは『Google』が運営している広告配信サービスで最も収益効率がいいサービスだといわれています。
これは、メディア運営者向けの広告代理を行っているサイトであり、個人も企業も利用している巨大なサービスです。
ガジェット通信やニコニコ動画、産経新聞のような日本の大手サービスも利用しているほどの信用性と利益率の高さです。
初期費用や月額料金などは一切かからず、サイトを所有していれば誰でも申込が可能であるが、サービスを開始する前にGoogleの審査を通過する必要がある[注 1]。Adsenseポリシーまたはウェブマスターガイドラインに準拠していることが求められる。アダルト関連のサイトや、暴力的なサイト、極端にコンテンツの少ないサイトなどは審査の段階で断られる。
Wikipedia-Google Adsenseより
といった具合に、収益性が高い代わりに、メディア運営側に質の高いコンテンツを要求するサービスでもあります。
詳しくは↓↓
ネンド(nend)
ネンド(nend)というのはクリック課金型の広告を配信しているサービスです。
運営母体はアフィリエイトASPである『A8.net』を運営している会社と同じ企業で日本の企業なので、引き出しがスムーズに行うことができるということが良い点とされています。
ネンド(nend)のホームページには、以下のように書かれています。
nendは2010年7月のサービス開始以来、「メディア様の収益を上げること」、「広告主様の広告費用を抑え効果を上げること」、この2つの矛盾したことをどちらも達成できるよう挑戦してきました。
nendホームページより
その過程で多くの広告主様にご協力いただき、今ではゲームをはじめマンガ/グルメ/美容/人材など幅広いカテゴリの広告案件がそろっています。
このことからわかるように、多種の広告が配信されます。
広告はPCからのアクセスでは表示されず、スマホのみに表示されます。
詳しくは↓↓
Zucks
Zucksは日本の広告運営会社であり以下のように紹介しています。
Zucks Ad Networkは日本最大級のスマートフォンに特化したクリック課金型のアドネットワークです。
Zucks Ad Networkホームページより
それぞれのメディア・アプリに応じた収益性の高い広告を配信し、収益最大化を図ります。
また、他にも成果報酬型広告も運営しているようです。
2011年4月1日、VOYAGE GROUPの子会社として設立。スマートフォン向けアドネットワーク事業を行うZucks Adnetwork、スマートフォン向け成果報酬型広告事業を行うZucks Affiliateの2つのプラットフォームを運営。またスマートフォン向けインターネットメディアの企画・運営なども行う。
Wikipedia-Zucksより
まあ、今回紹介するのはクリック課金型広告のAdnetworkの方です。
詳しくは↓↓
忍者AdMax
忍者アドマックスは日本のクリック課金型の広告です。
運営しているのは、『忍者ツールズ』を運営している会社です。
ちなみに、忍者ツールズというのは、以下のようなものです。
忍者ツールズ株式会社 (Ninja Tools Inc.) は、東京都世田谷区代田に本社を置き、Webサービス「忍者ツールズ」を運営している日本の株式会社である。代表取締役は越智芳峰(2019年1月4日 – )。アクセス解析やWebサイトスペース・ブログ・Webツールなど多くのサービスを手がけている。
Wikipedia-忍者ツールズより
クリック課金型の広告である『admax』以外にもアクセス解析を行ってくれるサービスがあったりします。
詳しくは↓↓
一括比較
一括比較をしていきたいと思います。
すべての分野5点満点で採点していこうと思います。
クリック単価 | クリック率 | 審査 | 利便性 | |
1位:アドセンス | 5点 | 5点 | 2点 | 5点 |
2位:ネンド(nend) | 3点 | 4点 | 4点 | 5点 |
3位:Zucks | 4点 | 4点 | 4点 | 1点 |
4位:忍者AdMax | 2点 | 4点 | 5点 | 1点 |
といった感じです。
この点数はあくまで私の感想なので、すべての人に当てはまるわけではありませんので、気を付けてください。
それでは、これらの細かい話をしていこうと思います。
クリック単価
アドセンス
アドセンスのクリック単価はとても高いことで有名です。
おそらく、クリック単価がこのサービスより高いものを探すことはできないのではないでしょうか。
クリック単価はおよそ10円~150円といった感じで幅はありますが、平均すると30円ぐらいといわれています。
これはかなり高いでしょう。
ネンド(nend)
『アドセンスでバンされた時の代替策』といわれているぐらいクリック単価には定評があります。
しかし、アドセンスには勝りませんね。
クリック単価はおよそ3円~15円であり、平均すると9円ぐらいですかね。
アドセンスの三分の一でしょう。
Zucks
あまり、クリック単価が高いという評価は出ませんが、私が知る限り、アドセンスに続くクリック単価の高さはこのサービスでしょう。
クリック単価はおよそ3円~26円です。
平均するとおそらく10円ぐらいでしょう。
アドセンスよりは全然少ないですが、ネンドよりは高い印象です。
忍者AdMax
あまりよくないですね。
しかしながら、2円から20円ぐらいは安定してもらえます。
平均すると5円とかぐらいですかね。
クリック単価は、やっぱりアドセンスが一番ですね!!
クリック率
アドセンス
アドセンスは広告の種類やジャンルも優れているので、ユーザーに良いコンテンツ(広告)を配信してくれます。
これにより、クリック率は上がります。
やはり、幅広い種類のコンテンツを持っているのであればアドセンスはクリック率が上がるでしょう。
ちなみに、アドセンスは広告の種類を自分で絞ることができなかったりします。
ネンド(nend)
スマホだけにしか広告が配信されないので、スマホゲームやアプリに偏りがちですね。
こういうところが若干クリック率を下げているのではないかと思います。
やっぱりPCに広告が付かないのはきついのかもしれません。
Zucks
ダイエット系の広告が多いような気がします。
このことから、やはりクリック率を上げることは難しいですね。
しかしながら、ネンド(nend)とは異なり、PCにも広告が表示されるので少しマシかもしれませんね。
忍者AdMax
広告の種類は多いのでクリック率は結構高いほうだと思います。
しかし、アドセンスを上回るほどではありませんね。
ちなみに、広告のサイズが固定されているのでサイトに会わない可能性もありますね。
クリック率は、どんなサイトを運営しているかに依存するから一概には言えませんね!!
審査
アドセンス
めっちゃきついです。
私が今運営している、このサイト『大学生新聞ドットネット』も審査に何度も落ちました。
結構なことを審査で要求してくるので、初心者が審査に合格することは結構難しいでしょう。
しかしながら、審査申請は何度でも可能なので何度も懲りずにやり続けるとうまくいくこともあります。
ネンド(nend)
アドセンスよりは審査が通りやすいとされています。
私もアドセンスの審査がなかなか通らないため、ネンドも審査してもらいましたが、ネンドのほうが早く審査に通りました。
アドセンスの代わりとしてはいいかもしれませんね。
Zucks
これは結構簡単に審査が通るでしょう。
むかし、私は結構めちゃくちゃな掲示板を運営していたことがあるのですが、その時も結構すぐに審査を通してくれました。
忍者AdMax
めちゃめちゃ緩いとされています。
私がネット上で調べた限り、審査に落ちたという人はいません。
しかし、これを使うよりは、他の広告を利用したほうがいいかもしれませんね。
収益が高くなりそうなものほど審査は厳しい気がします!!
利便性
アドセンス
アドセンスは世界でも成功している『GAFA』のひとつである『Google』が運営しているだけあって、分析資料も見やすく、広告の張り付け方や、収益の引き出し方などの細かいこともしっかりと教えてくれます。
また、他の分析ツールとのつながりもあるので、アナリティクスと結びつけると、分析がかなり簡単になります。
この分析ツールになれておくと今後に役に立つスキルとなる可能性がありますね。
ネンド(nend)
日本のサービスが運営しているだけあって日本人には見やすいようになっていますね。
しかしながら、アドセンスほどの分析ツールを持っているわけではないので、そこは劣ってしまいますね。
PC版とスマホ版があるのですが、スマホ版はいまだに使い慣れていません(笑)
Zucks
サイト自体は見やすいのですが、読み込みに時間がかかるところが少しネックになっているような気がします。
しかし、グラフや表はわかりやすく作られています。
デザインも今風でおしゃれな感じでしたね。
慣れてくるとアドセンスよりも使いやすくなる可能性もあるかもしれません。
忍者AdMax
うーん・・・
少し古いような気がします。
読み込みにも時間が少しかかりますし、私はそこまで使いやすいようには感じませんでした。
利便性は人によって異なるので、自分で使ってみないとわからないかもしれないですね!
ネット上の声
アドセンス
グーグルアドセンス(Google AdSense)は他のクリック報酬型広告と比べて、1クリックあたりの単価が高くなっています。他のクリック報酬型広告のクリック単価は、大体数円~20円程度と言われており、かなりのクリック数を獲得しないと大きく稼ぐことができません。
https://afl1.net/asp/adsenseより
最低でも記事ボリュームが1,000文字以上の記事が10記事以上ないと、通過することができないでしょう。上記を満たしたとしても、サイトのジャンルやポリシーに違反する場合は落とされると思います。
https://afl1.net/asp/adsenseより
ネンド(nend)
アドセンスと違って審査はとっても早いです。もし今回の記事を読んで興味をもったら是非早めに登録しておきましょう。
https://okane7.com/nend-review/より
またnendはスマホに特化しているため、当然表示される広告もスマホ専用です。とくに多いのがアプリやゲームの広告ですね。アプリやゲームの広告は「暇つぶし」でクリックする人が多いので雑記ブログを書いている人にはオススメ。
https://okane7.com/nend-review/より
Zucks
何か分からないことや質問をしたい時に連絡が取ることができ、オススメ情報なども聞ける可能性があります。
https://yuuki0129.com/zucks-affiliate-reputation/#i-5
忍者AdMax
アドセンスNGサイトで即貼れるってのが一番のメリットだよね。忍者はとりあえず貼って置けって言うけど、実際はそういうワケでも無いと思う。意味不明の広告貼ったら、サイトの価値は下がるハズだし、忍者だからって、どんなサイトにでも貼れるわけでは無いから。
https://affiliate-hoikuen.com/archives/1441より
結論
アドセンスの審査が受かるまでは他のサービスを使い、合格したら、アドセンスに変えることをお勧めします。
やはり、収益効率が一番高いアドセンスが一番いいのではないかと思います。
現在、多くの企業が運営しているサービスもアドセンスを利用している確率が高いです。
おそらく、それらの企業もアドセンスが一番いいと考えた結果なのではないかと思います。
この考えは個人が運営しているサイトでも同じこと通用すると思うので、アドセンスが一押しですね。
しかしながら、あなたのサイトのジャンルが少し偏っているのであれば、他のサービスを利用して、クリック単価を上げることもいいかもしれませんね。
とりあえず、すべての広告サービスに登録してみるのがいいかもしれません。
現在このサイトではアドセンスをメインで使っています!!
まとめ
いかがでしたか?
クリック課金型広告といっても結構たくさんあることが分かると思います。
収益化を望むのであれば上記のことを参考にしてみてはいかがでしょうか。
少しでもあなたのサイト運営のお力になれることを祈っています。
大学生新聞ドットネットでは他にもウェブ関連の記事を多く投稿しています。
興味がある方は見てみてください。