早稲田大学というのは日本の私立大学ですが、その中でも、おそらく、日本一でしょう。(慶應とならんで)
そんな早稲田大学ですが、その中でも理工学部は東京大学と併願する人がとても多いことで有名ですね。
ということで、今回の記事は、早稲田大学理工学部の科目別の得点率や勉強法について話していこうと思います。
今回の記事は、個人が書いているので、細かい大学に関する情報は大学のホームページを見てください。
はじめに
早稲田大学理工学部とは
早稲田大学理工学術院に関する基本情報は以下の通りです。
早稲田大学理工学術院とは、理工系学部・大学院・研究所を運営・管理する早稲田大学の教員組織。早稲田大学が、それ以前は独立した機関として位置付けられていた学部・研究科・研究所を、系統ごとに学術院として一体化することを目的に、2004年9月に新しい教員組織として「学術院」を設置したのに伴い発足した。
Wikipedia-早稲田大学理工学術院より
この通り、早稲田大学理工学部は歴史ある学部であり、現在は西早稲田キャンパスを多く利用しています。
西早稲田キャンパスは西早稲田駅を出てすぐにあります。
立地としては、早稲田キャンパスや戸山キャンパスよりもいい私は思っています。
西早稲田キャンパスの基本情報は以下の通りです。
早稲田キャンパス、戸山キャンパスと並ぶ早稲田大学の東京都心部のキャンパスであり、当キャンパスには理工学術院とその傘下となる基幹理工学部、基幹理工研究科、創造理工学部、創造理工研究科、先進理工学部、先進理工研究科などの施設がある。2009年3月までは大久保キャンパスと呼ばれていたが、現早稲田キャンパスが西早稲田キャンパスから改称されると同時に現名称に変更された。単に「早大理工」「理工」「理工キャンパス」とも呼ばれる。
Wikipedia-西早稲田キャンパスより
入試方式について
早稲田大学理工学部は指定校推薦や内部推薦を除くと、一般入試で受験方式は1つしかありません。
ということで、今回の記事は一般入試について話していこうと思います。
配点と時間については以下の通りです。
科目 | 配点 | 時間 |
英語 | 120点 | 90分 |
数学 | 120点 | 120分 |
理科1つ目 | 60点 | 60分 |
理科2つ目 | 60点 | 60分 |
理科に関しては、物理学科や応用物理学科のように物理を受験に使わなくてはならない学科や、化学化や応用化学化のような化学を受験科目に使わなくてはならない特定の学科を除くと『物理、化学、生物』のうち2つを選び受験をすることになります。
また、これらの学科は理科の配点も異なりますし、建築学科のような学科では空間に関する別科目が準備されているので必ずではありませんので、ご注意を。
河合塾の全統模試だと、早稲田大学理工学部の偏差値は大体65ですね。
2022年度だと生命医科だけが、67.5ありましたが、これは誤差でしょう。
それでは教科別の細かい話をしていきましょう。
得点率と科目別分析
教科別の得点率
私は先進理工学部の電気情報生命工学科を英語、数学、物理、化学で受験したので、これらの科目について話していこうと思います。
自己採点による、得点率は以下の通りです。
科目 | 得点率 |
英語 | 4.5割 |
数学 | 9割 |
物理 | 7.5割 |
化学 | 4割 |
全体 | 約6.4割 |
といった感じです。
もちろん、配点も記述の採点も自分で行ったため確実ではありませんので、背式な結果ではありませんが、大体こんな感じだということが分かっていただければよいかと思います。
科目別の分析
英語
私は英語は苦手でした。
英語外部試験TEAPではスコアが290ぐらいでした。
英検準一級がTEAPだとスコアが310ぐらいになるということを考えると謙遜ではないことが分かっていただけると思います。
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https://www.lib-wo.com/news/waseda-2/より
なのであれば、私の得点率はもっと低くてもいいはずと思うかもしれませんが、これにはちょっとしたカラクリがあります。
早稲田大学理工学部の英語はかなり偏った出題形式です。
理数系の論文を出してきたり、計算をさせられたり、条件分岐のような問題も出題されます。
これらの文章のパターンはある程度限られていたりします。
なので、過去問をしっかりやりこめば十分、対応できる可能性があるので、今難しいと感じている人もあきらめずに頑張ってください。
数学
早稲田大学理工学部の数学は難問と標準問題が程よく混ざっています。
私は、数学は結構得意なのですが、それは記述式であるときに限られます。
早稲田大学理工学部は私大にしては珍しい完全記述式です。
なので、東京一工を志望している人も併願してくることがあるのです。
このような方式の数学にはパターンが存在しずらいです。
なので、数学力と記述力を純粋に上げる必要があるのです。
そこで便利なのが、国立大学の問題です。
東大と東工大の問題で練習しておくことをお勧めします。
物理
早稲田大学理工学部の物理は大問3つ中、1つがマーク式で、残りが記述式となっています。
かなり時間が足りません。
特に、マーク式の部分に関しては誘導にしっかり乗れないと手も足も出ない問題が多く存在します。
原因は慣れない近似です。
この慣れない近似はかなり厄介であり、時間が食われる割に、得点にならない可能性があるのです。
なので、マーク式の部分は飛ばして、あとからやることをお勧めします。
実際私も、本番ではマークシートの部分は4割ぐらいしか取れませんでした。
化学
化学は、年によって異なるので一概には言えませんが、大体6割が取れれば十分なのではないかと思います。
私はそこまでいきませんでしたが、過去問の平均を見ると大体そんな感じでした。
物理と化学は同時に受ける必要があり、時間配分もしっかり考える必要があるでしょう。
私ははじめの50分で物理をあらかた仕上げて、55分ぐらいを化学に回して、残りの15分で細かい難問を拾いに行くという方法を取っていました。
人によって異なると思うので必ずこのやり方が正しいとは思いませんが、過去問をやりながら、試してみてはいかがでしょうか。
全体
全体的には合格最低点は210/360ぐらいですので、大体6割取れば受かるでしょう。
自分の得意科目と苦手科目の配分をしっかり考えて戦略を練る必要があると思います。
まとめ
いかがでしたか?
早稲田大学理工学部の入試は一筋縄ではいかないと思いますが、過去問をやれば、直前に3割ぐらいの得点が伸びるということはよくある話なので、あきらめずに、分析と練習をやり続けることは大切なことなのではないかと思います。
皆さんの受験勉強がうまくいくことを祈っています。
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