大学入試をする上で、必ず通るといっても過言ではないのが過去問です。
多くの学生が取り組むとは思いますが、実はどれぐらいのペースでやっていくのかが分かっていない人もいたりします。
ということで、今回は、過去問を解くスケジュールについて話していこうと思います。
はじめに
今回は基本的に第一志望~第三志望までについて書いていき、最後にまとめていこうと思います。
基本的には、過去問は1日かけて解くものと考えてください。
また、科目と科目の間の時間も本番に合わせたほうがいいと思われます。
ざっくり、上記のことを踏まえて、以下の文章を読んでいただけるといいかと思います。
それでは本題に入っていきましょう。
過去問スケジュール
先ほども述べましたが、第一志望、第二志望、第三志望に分けて書いていこうと思います。
最後にまとめたスケジュールを何となく書いていこうと思うので、一つづつ読んでいただけるとよいかと思います。
ちなみに、第一志望から第三志望までの過去問は購入した前提で話を進めていきます。
まだ手に入れていない方は、探してみて下さい。
第一志望
第一志望に関しては、なるべく多く過去問を解いた方がいいというのが私の考えです。
といっても、過去問にも限度はありますし、時間にも制限があります。
ということで、ポイントを書いていこうと思います。
まず、パラパラ見て、どのような問題形式化を見ておきましょう。
すると、問題形式が変わっているタイミングがわかったりすると思います。
大きく問題形式が変わっている場合、変化後の問題だけを解けばいいと思います。
今回は、過去問を見た時に変化がない場合を想定して書いていこうと思います。
まず、『東京一工』『旧帝国大学』『早慶』を志望している方は、10年分ぐらいは解いておいた方がいいと思います。
特に理系の場合は、同じ大学を何度も受験する、乱れ打ち作戦ができないので、これぐらいは解くことをお勧めします。
これらの大学の過去問は、5,6年分の過去問が赤本1冊に入っていると思います。
ではそのほかは、どこで探すかというと、学校や塾やブックオフです。
この3つを探すと大体見つかります。
見つかり次第、とりあえず、押さえておきます。
まず、いつのものから手を付けるかというと、直近の年です。
つまり、昨年度の入試です。
まず、この問題を最初に解いて、それから、10年前、9年前、8年前、、、、と古いものから順にやっていけばいいと思います。
このようにして解くことにより、10年前と、直近に差がないことを確かめることができます。
差がなければ、そのまま説き続ければよいし、もし大きく出題傾向が異なれば、5年前のものに手を出してみることをお勧めします。
このようにして、意味のある問題演習に取り組むといいでしょう。
スケジュールとしては、9月には始めることをお勧めします。
文系ならまだしも、理系はこの時期には、基礎すらままならない分野もあるとは思いますが、9月には始めないと絶対に間に合いません。
スケジュールとしては以下のような感じです。
- ①9月第1週
- ②9月第4週
- ③10月第2週
- ④10月第4週
- ⑤11月第1週
- ⑥11月第3週
- ⑦12月第1週
- ⑧12月第2週
- ⑨12月第3週
- ⑩1月第3週
といった感じです。
左の番号は何回目かを記したものであり、過去問の年数を記したものではありません。
12月下旬と1月上旬が開いているのは共通テストがあるからです。
第二志望
第二志望であれば、5年分はやりたいところです。
もちろん大学によっては、5年分もなかったり、過去問はあるけど、答えがまともなものが付いてこないというものもあったりするので、とても難しいのですが、できれば5年分はやりたいところです。
先ほども述べましたが、『東京一工』『旧帝国大学』『早慶』は5年分は入っていると思うので、それをやればいいと思いますが、他の中堅私立大学とかは3年分しか入っていなかったりするので、その場合は3年分だけでいいでしょう。
というのも、第二志望の大学のために、ブックオフに行ったりするのは少し大変だからです。
志望順位に合わせて、過去問への執着度は変えていく必要があると思います。
それでは、さっそく、スケジュールについて書いていこうと思います。
第二志望の過去問も9月から始めることをお勧めします。
第二志望であれば、過去問と相性が悪ければ変えることもあると思うので、先に手を付けておくことが大切となってくるでしょう。
- ①9月第2週
- ②10月1週
- ③11月2週
- ④12月1週
- ⑤1月3週
といった感じですね。
後半になれば、1週間に過去問を2回解く必要が出てくることも仕方がないことです。
第三志望
第三志望は、第二志望と同じような感じになるでしょう。
つまり、5年分が目安です。
というのも、難関国立大学を志望している学生であれば、早慶を2つ受験することは多いと思いますし、そうでなくても、第二志望と第三志望の偏差値の差はほとんどないことが多いのです。
ということで、第三志望の学校の過去問を解くスケジュールは以下の通りです。
- ①9月第3週
- ②10月3週
- ③11月4週
- ④12月2週
- ⑤1月3週
まあ、ざっとこんな感じです。
過去問に触れるのは早いに越したことはないと思います。
というのも、志望順位が低い大学は過去問との相性が悪ければ、同じ偏差地帯の他の大学を選ぶこともできるからです。
まとめたスケジュール
第一志望から第三志望までの過去問を解くスケジュールは以下の通りです。
第一志望が赤、第二志望が緑、第三志望が紫で表現されています。
①9月第1週
①9月第2週
①9月第3週
②9月第4週
②10月1週
③10月第2週
②10月3週
④10月第4週
⑤11月第1週
③11月2週
⑥11月第3週
③11月4週
⑦12月第1週
④12月1週
⑧12月第2週
④12月2週
⑨12月第3週
⑩1月第3週
⑤1月3週
⑤1月3週
といった感じです。
後半は、毎週過去問をやっているような気分になるかもしれませんね。
難関大学を受験する人は、多くが、秋口から、過去問ばかりをやっていたと話します。
これは、上のスケジュールを見たら、分かるとは思いますが、カコモンをしっかりやろうとするとかなり時間がかかることが分かると思います。
それも、入試というのは基本的に一日かけて行うものですが、それは解くだけです。
採点と見直し、解きなおしを含めると最低3日はかかるでしょう。
となるとかなり時間がかかり大変なことが分かります。
なので、できるだけ、それまでにインプットを終わらせておきたいところです。
それを考えると以下に夏休みが大切かが分かると思います。
しかしながら、仮に、夏休みが終わったとしても、あきらめてはいけません。
最後までやらないとどうなるかわかったもんじゃありませんからね。
まとめ
いかがでしたか?
大学入試をする上で、とても重要なカギを握っている過去問について、少しでもこの記事のおかげで見えてきたという方がいれば幸いです。
とはいっても、状況によってはもっと後に過去問をやり始める可能性もあるとは思うので、参考ぐらいに頭の片隅に置いておいていただけると嬉しく思います。
この記事は、個人が書いた記事であるため、間違っている可能性がることを踏まえて読んでいただけるとよいかと思います。
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