第二回駿台全国模試は、高3生や浪人生にとって最後の駿台全国模試となるでしょう。
最後の駿台全国模試は、多くのレベルの高い高校に通っている高校生が受験してきます。
そんな中、どんな難易度の問題が出題されてくるのかということについて今回は話していこうと思います。
はじめに
駿台全国模試について少しだけ解説しておこうと思います。
難易度についてだけ知りたいという人は、次の見出しまで飛ばしていただければ、本題に行けると思います。
駿台全国模試というのは日本一難しい全国模試といわれています。
受験者のレバルもかなり高く、平均点を取る、すなわち、偏差値50を取るとG-MARCHに合格できて、55あれば早慶にも合格できるといわれています。
ちなみに、東京大学が偏差値57.5であり、東京工業大学が56ぐらいとされています。
このことからも分かるようにかなりレベルが高いことが分かるでしょう。
受験者は、開成や灘やラサールの学生が多いので、かなり良い偏差値を取ることが難しくなっています。
また、難しい問題を多く出してくることから、駿台残酷模試やsoondie全国模試ともいわれています。
しかしながら、問題や解答解説や採点の質がいいことでも有名であり、駿台模試のホームページにも以下のような記載があります。
駿台模試の問題はとても良質です。
駿台模試-ホームページより
大学入試に精通した講師陣が出題にあたっており、
最高のスタッフが練りに練ることによって
質の高い問題が生まれるのです。
またほかのウェブサイトでは以下のように紹介されています。
今なお、受験業界では大手3予備校の単独開催公開模試の中では「最難」レベルと謳われている。受験者は東大・京大をはじめとする難関大を志願する生徒が多く、進学校の在卒生が多く占める。
Wikipediaより
まあ、能書きはこの辺にして、本題に入っていこうと思います。
難易度
英語
駿台全国模試の英語はかなり難しい問題を出題してきます。
難易度としては、早慶の英語の入試問題の中でちょうど中間ぐらいといった感じのレベルです。
例えば、慶應義塾大学なら、商学部、理工学部といった感じであり、文学部よりは簡単かな?といった感じです。
早稲田大学なら、教育学部、社学、といった感じであり、理工学部よりは簡単かな?といった感じです。
このことからわかるように10月上旬に出題する割にはかなりレベルが高いことも分かります。
この模試はとてもいい問題が出題されているので過去問を解くこともいいかもしれませんね。
単語のレベルもかなり高く、復習も大切になってくると思います。
この模試を乗り切ってしっかり復習と解きなおしをすれば、かなり実力は上がるのではないかと思います。
数学
数学はすべて記述式となっています。
国立大学や早稲田大学理工学部の入試に近い形を取っています。
レベルとしては旧帝国大学の2次試験のレベルに近いものとなっています。
私大なら、上智大学や東京理科大学といった感じです。
もちろん大問にもよるのですが、ざっくりというとそんな感じです。
特に、駿台全国模試の特徴は難問のパターンが多く出題される印象があります。
というのも、複素数平面や確率漸化式といった、難関大学でしか出題されにくい問題を多く出題されてきます。
つまり、それなりに勉強している人は結構スムーズに解けるかもしれませんが、そうでない人はかなりきつくなると思います。
なので、数学は一番差が付きやすい科目となっているのではなかと思います。
この科目も、解きなおしをしてしっかりと復習するとかなり力になる科目なので、受けた後に落ち込んで、
『もう、見たくもない』
といったような状態にならずに、学習をしっかりすれば、学力は確実に上がると思います。
国語
記述式が多く、レベルが高いといわれています。
私は詳しくは知りません(笑)
というのも、私は東京工業大学を第一志望としていて、実際には早稲田大学理工学部に進学しているので、国語は全く使っていないのでわかりません(笑)
物理
物理はかなり難しいことで有名ですよね。
レベルとしては、東京大学や早慶理工学部のレベルに近いと思われます。
京都大学や東京工業大学のような変わった問題や複合問題は出してこないのですが、分野別でかなりレベルの高い問題が出題されます。
駿台全国模試の物理は時には平均点が10点台になるぐらいの難問を出してきます。
先ほども述べましたが、駿台全国模試は偏差値が50取れればG-MARCHに受かってしまうレベルであり、開成高校や灘高校の学生も多く受験しているのにもかかわらず、平均点が10点台になるということは、とても難しいということが分かっていただけると思います。
私も48点ぐらいで偏差値61まで行きましたから、点数が低くてもへこむことがないようにする必要があると思います。
同じパターンの問題が早慶理工学部で出題されるといったこともあったりするので、復習はしっかりやりましょう。
化学
化学に関しては、範囲が広いため、人によってとても点差が付きやすいということで有名です。
レベルとしては上智大学や東京理科大学のレベルと同じぐらいでしょう。
レベルとしては、こんなもんなのですが、高校化学というのはほとんどの高校で範囲が終わり切らないということで有名ですが、それでも範囲を広く出題してくるのが駿台全国模試です。
私も現役時代に受験をしましたが、私はその時は問題の意味が分かりませんでした。
このことから、超進学校の高校の学生には点が取りやすいのですが、中堅高校に在籍している人にはかなり厳しい問題が多く出題されるのでかなり苦い思いをするのではないかと思います。
上でも述べたように範囲が広く、まだ学習していないような範囲の問題も平気で出題してくるため、全く手に負えないこともあると思います。
そんな問題は解きなおしや復習をしても時間の無駄になってしまうので、やらなくていいとは思いますが、そうでない部分に関してはかなりいい問題が出題されているので、勉強しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
第二回駿台全国模試はかなり難易度が高い模試です。
きつくつらい思いをする人は多いと思いますが、受けてさえ置けば得るものは多いのではないかと思います。
また、科目別のレベル感について知ることもでき、学校の中でもかなり勉強ができる人は、学校のテストでは、自分の力が分からない可能性もあるので、『井の中の蛙大海を知らず』といった感じにならないように受験してみるというのはかなりおすすめです。
興味がある方は、受験してみてはいかがでしょうか。
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